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2011年6月

2011年6月22日 (水)

祝! 日の丸スパコン《京》世界一に

最近は滅入る出来事ばかりですが, そのなかで, 久しぶりに明るい話題, かつ, 日本がひのき舞台に立った大きなニュースがありました。

日本製スパコン、再び世界トップ500の頂点に

富士通と理化学研究所が開発中のスカラ型スーパーコンピューター(以下スパコン)「京(けい)」がスパコンの性能指標である「TOP500」(半年に1回評価)で2011年度の上半期で世界1位になった, との報道です。

富士通製スパコン「京」
富士通スパコン「京」理研に設置されたスパコン「京」

これは, NECと科学技術庁が開発, 2002年に稼動を開始し2002年~2004年の間, TOP500で1位となったベクトル型並列スパコン「地球シミュレーター」以来, 7年ぶりの快挙です。

2009年, 民主党・内閣府の事業仕分けで次世代スパソコン開発予算の審議時に蓮舫議員が発した「2位じゃダメなんでしょうか?」のフレーズはあまりにも有名な一言となりましたね。
私を含めスパコンに詳しくない人でも, 日本の行く末を案じれば「そりゃー2位じゃダメでしょうー」と何となくでも瞬間的に反発したと思います。

なぜ「1位でなければならないのか?」については各方面の方が存分に意見を述べられていますが, 富士通総研の伊藤千秋会長も自信の個人ブログ「千秋日記」で内情を交え, かみ砕いて述べられています。

スパコンの開発は, 単にハードウェアの性能のみならず, 性能を使い切るための優れた専門のソフトウェアの開発と, それらを使いこなす頭脳・英知によるって生み出される「最先端のイノベーション」につながるものだとおっしゃられています。

例えば「創薬」(お恥ずかしならが私は聞いたことが無い言葉でした…)。従来, 膨大なコストと気が遠くなるような歳月を要して生み出される新薬の開発は, 今やスパコンと切っても切れない関係となっているようです。
東京大学 先端科学技術研究センターと富士通 世界に先駆けて実用化を目指す、新しいIT創薬技術の共同研究を開始

日本そのもののフラグシップって何でしょうか? アニメや日本食を代表とする日本文化の輸出も良いですが, (漠然としていますが)「あらゆる分野で最先端の科学技術を創出し続ける」ことこそが, この国が生き残る術であり, だからこそ高性能スパコンの保有は重要なテーマであり続けると思います。

ところで,『SGI と Intel、最速スパコン「京」の100倍高速なシステムを開発へ』との報道もあります。

スパコンをめぐる果てしないマッチレースはいつまで続くことやら…

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2011年6月18日 (土)

復活? ホンダミッドシップ《BEAT/ビート》

色々欲しいものがありますが, その中でとても手が出ない高額なものとして「ミッドシップカー」があります。

私の少年期は1970年代の「スーパーカーブーム」のころでしたので, 岩手県の片田舎までやってきたスーパーカーの展示会を見に行ったり, なぜだか一番好きだったのがドイツが誇るRR:リアエンジン・リアドライブのスーパースポーツ「ポルシェ 911ターボ」で, 2, 3台プラモデルを組み立てて飾っていたことがあります。

ポルシェ「911ターボ」 1975年 3000cc フラット6SOHCターボ/ネット値換算で230PSくらい
下記写真は911カレラ
ポルシェ 911カレラRS

そう言うことで, スーパーカーに思い入れがあり, いつの日にか手に入れたいと思いつつ既に中年の域に差しかかってしまいました。

ところで, スーパーカーの定義と言えば
1)超高出力エンジン
2)エンジンのレイアウトが, ポルシェを除けば, 操縦性と駆動能力が
 良いとの理由により
 「MR:ミッドエンジン・リアドライブ」(エンジンが車体の中心)
 通称「ミッドシップ」
3)エンジンが6気筒以上
4)2シーター
5)超扁平タイヤ(幅がある割にものすごく薄い)
6)価格が1000万円以上
とかだと思います。

海外の名門メーカーは別として, 国産で初のミッドシップカーが世に出たのは1984年発売のトヨタ「MR2」です。

トヨタ「MR2」 1984年 1600cc 直4DOHC/ネット値換算で110PSくらい
下記写真は2代目のSW20型(2000cc 直4DOHCターボ/245PS)
トヨタ MR2

この車種の登場で, スーパーカーで無くとも, ミッドシップのスポーツカーなら良いのでは? と思うようになりました。何よりも座席が2つしかないことが代えがたいほどの贅沢です。なのでMR2なら何とか買えると思って, 心には留めていましたが, 家族も乗せるとなると4人乗りが前提となり, ついぞMR2購入の夢はかないませんでした。

その後, バブル景気の波に乗ってホンダから2種のミッドシップカーが発売されました。

ホンダ「NSX」 1990年 3000cc V6DOHC/280PS
ホンダ NSX

ホンダ「BEAT/ビート」 1991年 660cc 直3SOHC/64PS
ホンダ BEAT/ビート

NSXは2005年ころまで発売された, 日本車で唯一のスーパーカーであって, 価格が1000万円前後する夢のような車種です。とても手が出ないのですが, それでもいつかは手に入れたいと思いつつ特集誌を買って眺めていました。

購入した特集誌(1995年前後)
CARトップ GT SERIES No.1 NSX モーターファン別冊 最新NSXのすべて

ちなみにNSXを運転したことはありませんが, 当時, 近所のベルノ店に巡回してきた展示車の運転席に座ったことがあります。むちゃくちゃ目線が低くて, さすがスーパーカーと妙に感動した記憶があります。

と言うことで, 本命はビートでした。軽自動車のサイズに世界初のミッドシップフルオープン2シーターモノコックボディと10000回転近くまで回る超高回転エンジンをおごった, 今の時代では想像も出来ないハイテンションな車種です。世界広しと言えど, こんな遊びゴゴロ満載のクルマを生み出すのはホンダくらいのものですね。残念ながら, ビートは短命に終わり1996年で販売が終了しましたが, 人気車種のため今でも中古車市場が活況です。実は私の近所の酒屋でもイエローのビート1台が置いてあって, ずっと目をつけていたのですが, 数年前に20万円で手放すと打診されました。しかし, 買い換えタイミングでも無く, 趣味用としての2台持ちとしてはちょっと高くて, 泣く泣くあきらめた過去があります。

さて前置きが長くなりましたが, そのビートが軽自動車のサイズでは無いかも知れませんが, 2012年に復活するらしい, との報道がありました。

私にとって, これはすごいニュースです。我が家では私用と嫁さん用に2台のホンダフィットがありますが, 私が乗るフィットは通勤用で殆ど私しか乗らず, 極端な話, 座席は1つでも良いのです。なら, 買い換える車種は2シーターでも十分に良いわけで, 次回買い換える時はビートでも良いことになります。んー, 何と言う贅沢。こんな日が来るとは。

でも… 私のフィットは経済的な理由で, 壊れない(あるいは極端に調子が悪くならない)限りは20年間/20万Kmまで乗りつぶすつもりです。まだ9年/9万Kmです。最近は年に1万Kmも走りません。と言うことは後11年…

憧れのビートに乗れる日は, 果てしなく遠い。

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2011年6月 4日 (土)

地震予知は可能なのか? HAARP観測データチェック

3月11日の東日本大震災発生以降, 最大余震の不安があります。福島県に住んでいますので原発の動向も気がかりで, 福島, 茨城県沖で最大余震がおきれば, 原発のコントロールはさらに困難となり, この地に住めなくなるとか, 再起不能になるとか, 不安があります。


先日, 無線仲間の情報で『北大地震火山研究観測センターの森谷博士らは、「地震エコー」と呼ばれるFM電波の伝搬異常を観測。異常が昨年6月末からほぼ毎日続き、3月9日までにM8~M9の地震が起きるレベルに達した。』(ソースは日経?)と言うのを知りました。

アマチュア無線家ですので電波関連の情報は多少敏感で, そう言えば, 電離層と地震の関連性は以前ネット記事で目にしていたな, と思いつつ, 自分で手に入る情報はないものかとネット検索していました。

その中でアメリカの『高周波活性オーロラ調査プログラム「HAARP(ハープ)」』(Wikipediaでの解説)と言うシステムがあることを知りました。

HAARPの観測データはネット上でほぼリアルタイムに見ることが出来, 過去のデータも見ることが出来ます。

その観測データで2011年3月11日前後を見ると, 大地震前の(日本時間で)3月8日から地震発生時まで2.5Hzに強い信号があり, 地震後は0Hz付近に強い信号があり, いかにも異常っぽく見えます。

HAARP観測データ(Induction Magnetometer) 2011年3月11日前後
HAARP観測データ 2011年3月11日前後

電離層と地震の関連性について, 私自信は理屈が分からないし, ましてや説明など出来ませんが, 何となく説得力がありそうな予感です。

前出の北大地震火山研究観測センターでデータだけでも常時公開して頂ければ良いのですが, 現状は電離層の状態を時系列で公開しているのはHAARPしかないようです。

なお, 真相は分かりませんが, ネットではHAARPそのものが地震発生兵器だとおっしゃる方もおられます。

だとしても, HAARPのデータを毎日チェックする意味はありそうです。

ただ, 地震予知とは本来「いつ, どこで, どの程度の規模か」を当てることだと思いますが, 電離層データからは「どこで」が分かりません。また, HAARPデータからはマグニチュード8以上とかなら, はっきりと見分けがつくかも知れませんが, 今後予想される7クラスの最大余震では見分けがつかないかも知れません。

他にも時系列, リアルタイムの電離層関連データが欲しいところです。遠方の複数のFM放送局について受信電波の強弱を観測し記録するだけで良いのなら, オールバンド, オールモードのアマチュア無線機(バーテックススタンダード社のFT-897など)にパソコンをつないで, 自分で専用ソフトを作って常時自動記録させる方法が可能かも知れません。

HAARPデータをチェックしたところで余震の不安が消える訳でも無く, ましてや異常なデータが出たら逆にもっと不安になる恐れもあります。だとしても, また徒労だとしても, 備えとして可能な行動はしておきたいところです。

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