バイブル《日本の業務用受信機 16版》購入
国産業務用受信機における有史?以来のメーカーや機種, 諸元を知るための国内での総合的なバイブルと言えば, 金道英雄さんの著作である「日本の業務用受信機」が有名で, 他に類を見ない広範で詳細なデータベースとなっています。
「日本の業務用受信機」は1993年発行の第1版から今年2011年までなんと18年間におよぶアップデートをたゆまず続けられており, 2011年3月発行の16版が最新となっています。
「日本の業務用受信機 16版」 紹介ページ
この書籍は金道さんの自費出版によるもので, 私は2008年に14版を購入させて頂き, 今回3年半ぶりに16版を購入させて頂きました。14版の302ページに対し16版では掲載機種の追加などにより327ページに増加しており, かつ記述内容の精度を高め, 掲載されている写真も大きく見やすくなり, よりいっそう資料としての価値を高めています。まだ掲載に至っていない機種があり, また現代では衛星通信の普及などで短波帯業務用受信機の需要が落ちている状況ですが, それでも新技術を投入した新型機が登場していますので今後とも改版を続けていくそうで, 次回第17版は2, 3年後の発刊となるとのことです。
この書籍を読むたびに,「どうしてアマチュア無線機の分野ではこのような総合的で常に最新の横串が通った資料が存在しないのだろう?」といつも落胆しています。ならば"私が"と言いたいところですが, 金道さんほどの知見も持っておらず, 何より根性が足りないところが痛く, 全く踏み切れないでいます(金道さんは全国の漁業無線局を訪ね歩くことでよりいっそう資料の価値を高めていますが私にはその情熱が足りない…)。それでも私のホームページに掲載されている「カタログで見るHFアマチュア無線機の歴史」はそれなりの役割を果たすことが可能な存在と認識しており, 1機種ごとのページを作成し, カタログの写真を大きく掲載, 年代や諸元, 概要, 価格などを載せるだけでも十分に価値ある情報となっていくと思っています。1機種1ページ掲載はホームページを立ち上げた当初から私自信の夢でしたが, 相変わらず腰が重くて全く進んでいません。来年こそは少しづつでも歯車を回したいところです。
とは言っても腰が重い。さて, どうしたものか…
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コメント
まだ知らない方がほとんどなのでお知らせします。
「日本の業務用受信機」を7年ぶりに昨年4月に
17a版として改訂して刊行しました。
今回は、頁増加のため、1/2巻(アンリツ、協立、JRC)と
2/2巻(その他のメーカー)の2分冊構成としました。
ご興味/購入希望の方は下記まで問い合わせ下さい。
2019-1-12
著者:金道 vyg01634@nifty.com
投稿: 金道 | 2019年1月12日 (土) 14時25分
金道様 こんばんは、お久しぶりです。最新版を購入したいと思います。価格・送料等をお知らせください。宜しくお願いします。
投稿: | 2019年6月 8日 (土) 22時51分
ご無沙汰してます!
追記の投稿を見逃してました。スミマセン!!
直前の17版なら、在庫があるので謹呈いたします。
17a版とほぼ同じ(17a版:誤記訂正、1,2ページの
情報追加等)です。
以前の住所を失念しているので、メールで通知願います。
最近は、マニアが激減しており、注文はごくわずかです!
宣伝のほどお願いします。
金道 vyg01634@nifty.com
投稿: 金道 | 2019年8月17日 (土) 10時29分