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2012年2月13日 (月)

アンテナアナライザー《AA-1000》使用感 その1

先日届いた新型アンテナアナライザー, リグエキスパート「AA-1000」について, 手持ちの「AA-230PRO」との計測比較を交えて使用感をレポートします。

AA-1000の大きな特徴と言えば
1)1GHzまで計測
2)カラーTFT 320x240
 従来のモノクロ128x64に比べドット総数で9.3倍の情報量
 しかもカラー

よって主にこの2点に注目し評価, レポートしていきたいと考えています。

なお, 本来であれば使い勝手など初めて手に取った時点からの感想を述べるべきですが, すでにAA-230PROを使用しており, ほとんど使い勝手に差が無いため割愛します。使い勝手についてはAA-230PROの記事を参照願います。

まず外観ですがAA-230PROと並べたところ同じ大きさ, 形状のようです。
重さはAA-1000がAA-230PROより50gほど軽いです。
 AA-230PRO 510g(電池4本分込み)
 AA-1000   466g(電池3本込み)
おそらく, AA-1000の方が1本電池が少ないのでその分が効いていると思います。
AA-1000/230PRO外観比較

画面比較です。サイズはAA-1000の方が横方向が若干小さくなっています。
AA-1000については320x240の圧倒的な情報量を生かして, リグエキスパートジャパン社の日下社長がメニュー表示の漢字化を進めています。下記写真で比較し一目瞭然, 非常に分かりやすく漢字化のメリットは大きいです。但し, メモリー容量が限られているそうで苦労があるとのことです。
AA-1000/230PRO画面比較

ちょっと見づらいですが各アンテナアナライザーの画面です。

AA-1000の画面
AA-1000画面

AA-230PROの画面
AA-230PRO画面

AA-1000の高画質カラー液晶表示について, そのメリットなどを後日さらに評価予定です。

次はダミーロードとディスコーンアンテナの計測結果です。

まず注意点があります。
1)AA-1000はNコネクター, AA-230PROはMコネクターです。
 それぞれで変換コネクターを介在する場合があり, その分精度に
 影響すると思われます(同じ条件での比較は出来ない)。
2)AA-1000は100MHz以上の計測精度を高めるためにキャリブレーション
 (較正, 以下「CAL」と表記)機能を備えていますが, まだ挙動が安定
 せずデバッグ段階にあるようです

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[2月18日 追記]
私の認識不足があり, キャリブレーションの動作に問題はありませんでした。
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よってあくまでも下記計測結果は参考値として見て頂きたいです。

1.ダミーロード計測
 計測に使用したダミーロード
 ●narda   MODEL 370 BNM DC-18GHz PWR 5W Nコネ
 ●コメット D21M DC-600MHz PWR 15W VSWR<1.15 Mコネ
使用したダミーロード

 1)MODEL 370を使ってAA-1000/AA-230PROを比較
  AA-230PROは適当なN型変換コネクターが無くて, 変換コネクターを
  3個介在しているため参考値です。当たり前ですが変換コネクター
  が多いほど精度が落ちます。以前に色々試していて経験済みです。

  変換コネクターの件を差し引くとするとアナライザー間の差は
  ほとんど無いように思えます。また, AA-1000は200MHzまでなら
  非常に安定しているようです。
ダミーロード AA-1000/230PRO比較

 2)AA-1000でMODEL 370, D21Mを1GHzまで計測
  MODEL 370は18GHz対応機種のため非常に良い特性です。
  手に持ったまたとか机に置いた状態など何度か計測し直しまたが
  値の変化が少なく, 周囲環境に対する対策がされている印象です。
  なお, MODEL 370計測のみCALを実施しています。
  [3/9追記]
  記述間違いです。MODEL 370は変換コネクターは介在せず直接
  アナライザーに接続し計測していますので本来CALする必要は
  ありません。計測値そのものは合っていると思いますが。

  D21Mは表記規格「600MHzでSWR1.15未満」を達成しています。
  但し, M型変換コネクターを介在しており, かつCAL未実施のため
  実際の性能より悪い計測結果かも知れません。
ダミーロード AA-1000 1GHz計測

2.ディスコーンアンテナ計測
 計測に使用したアンテナ
 コメット CDS-150 25~1300MHz ディスコーン
コメット CDS-150

 1)CDS-150を使ってAA-1000/AA-230PROを比較
  本来なら数学的な比較とか必要でしょうが, そういう知識もなく
  見た目の判断ですが低SWR領域ではグラフの重なりが多く同等の
  計測結果と思います。
ディスコーン AA-1000/230PRO比較

 2)AA-1000で1GHzまで計測
  M型変換コネクターを介在しており, CAL未実施のため正確な計測値
  なのか不明です。でも, 周波数変化で小刻みにSWRが変わる現象は
  ディスコーンアンテナ特有のものと, このグラフを見て判断
  出来ます。
  [3/9追記]
  アンテナはRG58A/Uケーブル10m, 1本を介して屋外設置です。
ディスコーン AA-1000 1GHz計測

今回の評価で
AA-230PROとAA-1000で計測結果にさほど差が無い印象です。
AA-1000は1GHzまで安定して計測出来るように思われます。

今後の予定
1)カラーTFT 320x240 の使い勝手を検証
2)AA-230PROとAA-1000で各種アンテナの計測比較
3)AA-230PROとAA-1000でTDRモードを比較
4)AA-1000で430MHzの各種アンテナを計測
など

新型アンテナアナライザー《AA-1000》購入
リグエキスパート《AA-1000》使用感 その2 較正
RigExpert《AA-1000》使用感 その3 画面表示
アンテナアナライザー《AA-1000》2.6GHz拡張

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