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2012年3月11日 (日)

アンテナアナライザー《AA-1000》2.6GHz拡張

リグエキスパートジャパン社の日下社長から朗報が届きました。

今月発売されたばかりのリグエキスパート最新型アンテナアナライザー「AA-1000」について, 周波数の計測上限が1GHzとなっていますが, 何と「2.6GHz」まで拡張出来るそうです!

現在のところ性能保証外で, AA-1000単体では1GHzまで, Windowsソフト「AntScope」からの制御で2.6GHzに拡張可能です。

早速試してみました。残念ながら2.4GHzのアンテナを持っていなくて, とりあえずダミーロードとディスコーンアンテナについて2.6GHzまでのSWR特性を取得しました。

●ダミーロード narda MODEL 370 BNM DC-18GHz PWR 5W Nコネ
●ダミーロード コメット D21M DC-600MHz PWR 15W VSWR<1.15 Mコネ
●ディスコーン コメット CDS-150 25~1300MHz Mコネ
※Mコネは変換コネクターを使用していますが校正はしていません。

まず, お断りがあります。
★1GHz以上の測定精度はメーカー保証外です。
★よって下記SWRグラフは1GHz以上において全て「参考値」です。

AA-1000 2.6GHzまでのSWR
AA-1000 2.6GHz計測

グラフを眺めて
・全体的に計測は出来ているようです。
・但し, 1.2GHzあたりから精度が落ちている可能性が
 あります。
・Nコネのダミーロードは2.45GHzあたりでSWRが高いです。
・Mコネのダミーロードとディスコーンアンテナは2.4GHz前後で
 同じパターンのグラフの乱れがあります。おそらくNP-MJ変換
 コネクターの影響と思われます。なお, 別の変換コネクター
 に交換しましたが同じ表示でした。そもそもMコネでGHzの
 使用, 計測は常識的では無いと思います。

2.45GHzあたりの計測はSWRが高く出る可能性がありますが「アマチュア無線用の1.2GHz/2.4GHzアンテナ製作などのチェックには十分に使える」と考えます。

なお, 簡易スペアナ「GigaSt Ver.4」につないでAA-1000の出力を計測してみました。GigaStは昨年12月にAgilentの4GHzシグナルジェネレーター「E4422B」を使って4GHzまで-10dBmでレベル調整しています。但し, 調整の過程で分かったのですが, 2GHzころから徐々に周波数がズレていくようです。4GHzで0.8MHzのズレ(200ppm)。E4422Bの方がよほど高価で精度が高いでしょうからGigaSt側の周波数ズレと思います。また, レベルもおおざっぱにしか調整出来ません。おそらく最大10%くらいの誤差はあると思います。

GigaSt レベル調整
GigaSt レベル調整

AntScopeでAA-1000を「RF出力モード」にして100MHzと2.4GHzを出力してみました。

AA-1000出力 100MHz
AA-1000出力 100MHz
AA-1000出力 2.4GHz
AA-1000出力 2.4GHz
取説に「200MHzまでは基本波が、200~600MHzに於いては3次高調波が、600~1000MHzに於いては5次高調波がそれぞれ使われています。」とありますので2.4GHzは9次以上とかの高調波と思われます。

100MHzは-8.9dBmで定格(-10dBm)通りのようです。2.4GHzは-43dBmでした。
出力は出ているようです。なお, AAシリーズの周波数精度はppmレベルと聞いていますので高精度のSGとしても使えそうです。

4年前に鉄塔を譲って頂いたJA7のOM様が筋金入りのアマチュア無線家で, 山腹に広い土地を借りて鉄塔を建てアマチュア無線家なら誰もが夢みる別宅シャックを築いておられましたが, 数km先の見通し範囲に自宅があり, 2.4GHzの無線LAN経由でネット環境を構築していました。IO-DATA?の屋外機器を送受信機として, 25エレくらいの八木アンテナをつないで通信していました。しかし, いかんせん送信出力が合法10mWと超小電力だったこともあり, LAN接続の安定性はいま一つだったようです。もしかすると最新の機器はもっと性能が向上しているかも知れませんが, 2.4GHz帯について伝送線路も含めたアンテナ系の特性を把握出来る環境が欲しいと, その時から切望していました。

保証外とは言え, 今回の拡張で労せずして1.2GHz/2.4GHzを計測出来る環境が手に入りました。
大満足です(^_^)/

新型アンテナアナライザー《AA-1000》購入
アンテナアナライザー《AA-1000》使用感 その1
リグエキスパート《AA-1000》使用感 その2 較正
RigExpert《AA-1000》使用感 その3 画面表示

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