≪串田法:VHF帯域電波観測≫近畿地方での大地震予報
被災地を郷里に持つものとして,あの忌まわしい東日本大震災の衝撃はあまりにも大きく,被災地から遠いとは言え,震災当時スーパーから食材商品が消える,ガソリンが手に入らない,ネット回線が数日途絶える,など日常ではありえない状況を我が身も体験することになりました。また,福島第一原発に至っては未だに安心出来る材料が無く,年に1回は関東方面に出向く機会もあるため,再び大きな地震が起きたらと思うと心配がつのります。
そのため,何とか地震を予知出来る方法は無いものかとネットを徘徊し,たどり着いたのがHAARP(高周波活性オーロラ調査プログラム)でした。そのホームページの観測データを2011年6月から毎日チェックしていたのですが,今年の5月に突然ホームページが閉鎖されてしまいました。ネット情報によるとアメリカ軍?の財政難でHAARPの施設そのものが閉鎖されたらしいです。
さて困ったと言うことで再びネットを徘徊し,いくつかの地震前兆を掴むことが出来そうなホームページを見つけ出し,日々チェックしています。
八ヶ岳南麓天文台 FM(VHF帯域)電波伝搬モニター観測(串田法)による
PHP新書「地震予報」フォローページ
串田嘉男さんが長年の研究で生み出した,世界初の「VHF帯域電波観測による地震予報」の一部を発表しています。
2011年当時,ネット検索した時にお名前だけは知る機会がありましたが,情報を提供して頂けるホームページが見つからず(当時からHPで情報提供頂いていたようですが,見つけることが出来ず),いつの間にか失念していました。今回,再度ネット検索した際に串田さんの情報提供ホームページがあることを知り,提供して頂いている情報を7月末から日々確認しています。
JPL
グローバルTEC(電離層全電子数)マップ
このホームページは今年の1月から毎日チェックしています。赤い園内が電離層の電子数が多い地域ですが,通常は赤道付近を時間とともにこの赤園が図上では左方向に一周していきます。ネット情報では東日本大震災の際,数日前から日本のみならずフィリピン近くの太平洋一帯まで赤く染まったそうです。
毎日見ているとわずかな変化も若干分かるようになります。今年4月に中国付近に2日間くらい小さな赤園が留まっていたのですが,その数日後?に地震が発生しました(中国四川地震,4月20日,M6.8)。関連性があるのか不確かではありますが,串田さんのVHF電波観測情報を補完する材料として重要視しています。
地震予測検証・地震予知情報 / 防災情報【ハザードラボ】
私自信はこの地震予測情報について検証出来ていませんが毎日情報をチェックしています。
さて,タイトルにある「≪串田法:VHF電波帯域観測≫近畿地方での大地震予報」は串田さんがホームページ情報を通じて公開している「地震予報」の情報です。現在は「長期前兆No.1778」として継続発表されており,随時最新情報にアップデートされています。その中で8月17日に発表された「続報 No.038」で地震前兆についての重大な予報が掲載されています。
9月始めに近畿方面でマグニチュード7.9前後の大地震
この情報が大きなニュースとなり,ネット上でも話題になっていますが,その後の9月2日の見解で発生日が9月下旬~10月上旬(以降)に変更されました。「過去に例を見ない前兆現象」が観測されているとのことで,その兆候の山が「第6ステージ」に達した,とのことです。そのため,地震発生日が確定出来ていない感があります。但し,単に地震発生日が後ろにずれただけでは無く,「より規模が大きい」地震が発生する可能性があるとも言えるようです。
これが事実とすれば,今回は余震かも知れませんが,恐れていた東南海地震が近い将来発生する可能性が出てきたことになります。
それにしても,地震予報について恐ろしいほど「具体的な数値」が並んでいます。にわかには信じがたい。そこで,串田さんの著書を購入し,具体的な数値での予報に至った背景を学習させて頂くことにしました。
地震予報 (PHP新書) [新書] 串田嘉男(著)
一通り拝読しましたが,何と言うか身にせまる迫力があります。この本では串田さんがVHF電波観測に至った経緯,長年の膨大なデータとの格闘,東日本大震災時に前兆を見間違えた悔しさと葛藤,強いストレスとの戦いなどが面々と書きつづられています。
通常,物理現象の振る舞いを突き止めるには「理論と実践」だと思うのですが,串田さんの場合は信じがたいほどの「実践」に基づく探求が延々と続いており,「理論」の弱さを完全に補完しています。
アマチュア無線家JR1XEV/吉本さんが自身の著者プロフィール欄で述べられた
「発想はアマチュアのごとく,作業はプロのごとく」
まさにその神髄を串田さんは自身の生涯をささげて実現されている方だと思いました。串田さんが書籍で述べられていますが,この10数年間殆ど一人で研究を切り盛りし,盆正月も無く働きづめだとのことです。そのエネルギーの源や責任感がどこから来るのか?
本当に不思議でなりません。
なお,横浜自然史博物館のホームページで「地震前兆観測のビデオ紹介」が掲載されています。書籍「地震予報」を講読後にこの動画を視聴すると,串田法の神髄がよくよく理解出ます。また,串田さんの素顔も読み取ることが出来ます。串田さんの感性は「そこに山があるからだ」,ただただ,そんな感じの方だと理解しました。一点の曇りも無いように思います。
串田さんの信じがたいほどの実践から得られた結果として,近い将来,近畿地方に大きな地震が発生する,と警鐘を発せられております(さらに,別箇所でまだ公開出来ない前兆現象も掴んでいるそうですが…)。串田さんのVHF電波観測の他,HAARPやTECマップもそうですが,電離層と地震との関連性は間違い無いのでは,と私自信も確信しており,串田さんの書籍を読ませて頂いた限りでは,地震予測の精度は他に類を見ない異次元とも言える高さだと思いますので,今回の予測内容が非常に危惧されます。
私に出来ることは日々,各情報源を確認するだけですが,どうしたら「防災」「減災」出来るのかを心に留め,引き続きたんたんと情報を取っていきたいと思います。
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