« Oracle VBA/VB oo4o,ODBC,ADO 速度比較 | トップページ | 「Power = 仕事率」はマイクロソフトの… »

2015年5月 2日 (土)

「不労と不老」エクサスケールの衝撃

「エクサスケールの衝撃」とは昨日読み終えた書籍のタイトルです。副題が「次世代スーパーコンピュータが壮大な新世界の扉を開く」となっています。



この本には,まるで桃源郷,理想郷,パラダイスなようなのバラ色の未来が描かれており一読しただけではとてもそしゃくしきれない内容が散りばめられています。

ところで,この記事は病院のベットで書いていました。
プライベートな話ですが,良性の大腸ポリープ摘出のため2泊3日の入院,2日前の初日にポリープを摘出(手術時間わずか5分,痛み無し),大事を取っての入院となっており身体的に状態は良く力があり余っていました。そして本日午前中に無事退院となりました。

入院にあたり,どうせやることも無いし,何か本でも読もうと選んのが今回の本です。
587ページもある単行本でさぞかし厚く重いものと思いますが,AmazonからKindle本で購入し,Google Nexus7(タブレット端末)で読んだため不自由無く,かつ疲れず2日間で読め終えました(と言っても内容を理解しきれていませんが)。

この本では,東大卒,医師であり何とスーパーコンピューターを開発するベンチャー企業の社長でもある非常に奇特な(失礼)筆者の視点をもって,2020年ころに次世代の国家レベルスーパーコンピューター(エクサコンピューター)が開発され,その圧倒的な性能が生み出す様々な成果を起点に,あるいは技術進歩に少なからずスーパーコンピューターが関わることで数10年後の遠くない未来に世界が激変する,そしてその中心に日本国がいなければならないと500ページ以上の分量をもって熱く自論を述べています。

具体的には,様々な技術革新をもってエネルギー,食料,衣類など生きていく上で欠かせない物資が「フリー(ただ)」になることでやがて働く必要が無くなる「不労」が実現されること,また,ある「女性」の数奇な運命をスーパーコンピューターが解きあかすことなどで実現される「不老」,それらをもってやがて人間は桃源郷的な世界にステージを移していくとの内容です。

にわかには信じ難い,まるで何かの物語のような未来が面々とつづられているのですが,私には若干の「免疫」があったため,あながち夢,絵空ごととも思えず納得する内容もそれなりにあり,楽しく読み進めました。
「免疫」とはNHKスペシャル「NEXT WORLD 私たちの未来」シリーズのことで,急速に進む技術革新で激変していく未来が紹介されており,若干本書とオーバーラップする物語が描かれています。

私自信も70年代から始まるコンピューターの発展と共に生きてきましたので,特にコンピューターの性能向上に関する筆者の知見(と言うか業界の常識?)は納得がいき,さらに驚きでもありました。

「コンピューターの性能は1年で2倍になる」
との法則を本書で導き出しています。

1年でだけ見ると高々2倍なんですが,なんと10年で1000倍,20年で100万倍になります!!
実際にスーパーコンピューターの性能ランキング「Top500」の歴代ランキングを比較すると直近20年で「50万倍」の性能向上で上記法則にわずか1年足りないだけだったそうです。
私は日本のパソコン黎明期の代表機であるNECの1979年発売「PC-8001」を所有しており以前興味があってちょっとパソコンの性能向上指数を調べたことがありますが大体近い感じです。
手持ちパソコンのスーパーπが29年で200万倍
パソコンの進化はどの程度?
まぼろしのBドライブ搭載 EPSON《PC-386NOTE AR》

驚くべきことは,この法則がこれからも続くと予想されていることです。つまりこれからも10年後で1000倍,20年後で100万倍。
意味するところは,コンピューターは「指数関数的」に性能が向上していくことだそうです。圧倒的な性能向上によって,やがてスーパーコンピューター自信が意識を持ち,スーパーコンピューターがスーパーコンピューターを設計する時代が来ると予見しています。

この法則は当然パソコンにも適用されるため,理屈上は2011年にTop500の頂点に輝いた日本が誇るスーパーコンピューター「京(けい)」の性能を,やがてはパソコンでも実現出来ると見通しています。そして性能が低いレベルなら逆に超小型化が出来,まるで「蚊」のような大きさの自立飛行機器を身にまとわせることが出来るようになるとも言っています。
まあ,普通の人には京の性能は不要と思いますが,想像しただけで何だかワクワクしてきますよね。

筆者の見解として,今現在スーパーコンピューターの性能が「指数関数的」に向上していく起点(立ち上がり)にあり,やがてその性能向上により爆発的な技術発展を起こす「特異点」がやってくると述べています。そしてその特異点がいつ来ても驚かぬよう我々は身構えておく必要があるとも言っています。

今回の読書で一つ人生観が変わってしまいました。どうやら世の中,思った以上にハイスピードで変化しているようで,私のような凡人が気がついた時にはもう手遅れな予感です。
私はネットワーク上から有用なデータを収集し活用するサイドビジネスを計画し,亀のようなスピードで一人コツコツとプログラミングしていますが,この本の内容をもう一度そしゃくし,若干,あるいは大きくビジネスモデルを軌道修正すべきか検討する必要があると思いました。いや,もしかすると人生設計そのものを見つめ直すべきかも知れません。

うーむ,重い課題を背負ってしまった。

はてさて,どうしたものか…

|

« Oracle VBA/VB oo4o,ODBC,ADO 速度比較 | トップページ | 「Power = 仕事率」はマイクロソフトの… »

コメント

I really like your writing style, good information, regards for putting up dggaagkegegf

投稿: Johnk116 | 2015年5月 2日 (土) 16時17分

Dead written subject material, Really enjoyed studying. akkaddkedckg

投稿: Johna281 | 2015年5月11日 (月) 08時57分

本当に無料になるなら日本が中心になる必要なんてないでしょう。その技術を開発した国の誰か一人でも慈善家がいれば無料で日本人にもなんでもわけてくれるのだから。
今よりは何桁か安価にはなっても無料になんてならないと筆者が気づいてるから、地下資源だったり水資源だったりをめぐって国家間の争いが残るから、日本が優位に立ちまわるためには、日本が中心になる必要があると思って、その辺を誤魔化して著したんでないの?

投稿: | 2015年9月 4日 (金) 20時10分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/206107/61526642

この記事へのトラックバック一覧です: 「不労と不老」エクサスケールの衝撃:

« Oracle VBA/VB oo4o,ODBC,ADO 速度比較 | トップページ | 「Power = 仕事率」はマイクロソフトの… »