電化製品

2011年8月31日 (水)

放射線測定器/線量計 ロシア製《SOEKS-01M》購入

まず, おことわりですが, 放射線そのものの被害や風評被害に苦しむ福島県に住んでいますので, 暮らしている方々の痛み, 辛さをよく理解しているつもりです。

このブログ記事では, こんなものを購入しました, 程度のご紹介にとどめ, 各所を計測した放射線量の詳細など風評被害に通じるような情報の掲載は極力致しません。もし, 質問を頂くような場合でも内容によっては返答致しかねますので予めご了承お願いします。

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年齢が中年以上の方なら「ガイガーカウンター」と言った方がよく覚えているのではないかと思います。
1986年に起きたチェルノブイリ原子力発電所の事故で, 日本のマスコミが現地に必ず持参したアナログ針式の取っ手が付いた大きな箱型の放射線量計測器を「ガイガーカウンター」と言う名称で紹介していました。

あれから20年以上が経ち, 自分自身がガイガーカウンターを入手することになるとは, よもや, 思ってもいませんでした。

東日本大震災を起点とした福島第1原発事故の被害, 影響はあまりにも甚大で気が重くなるばかりです。私は福島県会津地方に住んでおり, 我が家には幼児がいますので, 放射線の影響を心配しています。特に「ホットスポット」と呼ばれる放射線量の非常に高い場所が局所的に観測される現状を知り, 行動範囲の中でホットスポットがあるかどうかを把握しておくに越したことはないと思っていました。

放射線量を知るのには放射線量計測器(以下, 線量計と表現)を入手する必要がありますが, 「10万円以下のものはオモチャ」だとか, 中国製のものは計測値が正確かどうか分からないとか, その中国製であっても安くて5万円くらいだとか, いま一つ購入に踏み切れない事情がありました。

そんななか, 防虫剤, 消臭剤で有名なエステー社が15,750円と安価な線量計を10月に発売するとの情報を7月末に得て, 日本製なら安心, と10月の発売を待ち構えていました。

エステー エアカウンター
エステー エアカウンター

ところが, 分析力のある同僚からエステー器は精度は高いようだが, ベータ線を計測出来ない, ロシア製が良いのではと助言を受け, このたび, ロシア製の線量計を購入することになりました。

購入したのはSOEKS社の「SOEKS-01M」と言う製品で楽天のSOEKS社正規代理店ショップから購入し, 価格が19,800円(+送料1,500円)でした。ちなみに同じ製品がAmazonでも販売されており, 参考価格56,000円, 発売価格27,000円です。同僚の情報ではちょっと前まで私の購入したショップでは3万円以上だったそうですので, 欲しい人に行き渡り売れ行きが落ちてきたとか, エステー社製品の影響などで価格が下落傾向にあると思われます。

SOEKS-01M
SOEKS-01M
SOEKS-01M
SOEKS-01M
SOEKS-01M
※パナソニックの充電池エボルタは付属しません。
※大きさの比較用に置いたものです。

もしかして, 身近な持ち物でロシア製のものがあるかも知れませんが, はっきりとロシア製をうたった製品を購入したのは生涯で初めての経験です。ロシアの製品と聞いて, 根拠の無いイメージとしては「大きい」,「頑丈」,「機能, 性能が低い」,「デザインが無骨」とか良いイメージが無いのですが, 届いた線量計を手にしてびっくり, 手の中に納まる超小型でデザインも普通です。「ロシア製」のイメージがかなり変わりました。また, 最低限の性能であるとは言え, 昔テレビで見た大きな箱型の線量計からすると, 青天の霹靂と思うほどの超小型で, 放射線量を計っているとの仰々しさが全くありません。

さて, エステー, SOEKSを簡単に比較すると下記のようになります。

メーカー  SOEKS              エステー
品名      SOEKS-01M          エアカウンター
検出器    GM計数管           Si半導体(PD)
測定線種  ベータ線β線       ガンマ線γ線
          ガンマ線γ線       (※β線は遮断)
          エックス線X線
校正基準  γ線コバルト60     γ線セシウム137
計測範囲  0.03~1000μSv/h   0.05~9.99μSv/h
指示誤差  ?                  ±20%(測定完了時)
計測時間  2分以下            最長約10分
外形寸法  約105mmx43mmx18mm  約82mm×62mm×34mm
重量      約57g(電池含まず)約105g
生産国    ロシア             日本?
価格      19,800円           15,750円

ちなみにGM計数管とは「ガイガーミュラー計数管」の略で, ガイガーカウンターの名称はここから来ています。なのでエステーのエアカウンターはガイガーカウンターとは言いません。

特徴
エステー エアカウンター
ガンマ線の計測に特化し, 検出器が半導体であること, 校正基準がセシウム137であること, ベータ線を遮断していることでガンマ線の計測精度が高いと思われます(まだ発売されていないため実力は不明)。また, ガラスなどの破損し易い部材を使用していないため, 比較的壊れにくい可能性があります。

SOEKS-01M
エステー, エアカウンターの真逆の性質を持っており, 計測精度は低いようです(10%以上のバラツキもあるっぽい)。その代わり一応ベータ線を計測出来るため, 野菜や腐葉土などで極端に放射線が高いかを判別出来る可能性があります(ベータ線は計測物に接触させて計測)。また, 計測時間が2分以下と短い利点があります。

SOEKS-01Mについては正確な数値を追い求めるよりも, 出来るだけ多くの場所を計測することで比較評価を行い, 線量の高い場所を特定するなどの使い方になると思います。また, そう言う使い方であれば十分に機能すると思います。本日, 実際に使ってみてもそのように判断出来ます。

正確な数値を知りたいのであれば, エステーのエアカウンターも購入し併用すると良いかも知れません。

取り敢えず簡単に計測した結果ですが, 室内が0.2μSv/h程度で自宅の庭やその周辺はそれより若干高い値でした。自宅周辺の範囲ではホットスポットは無いようです。

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2010年9月11日 (土)

初めてのエコポイント 液晶テレビ《LVW-224K》購入

我が家最後のブラウン管式テレビ(15インチフラット画面)を和室に置いていましたが, このたびようやく液晶テレビに買い換えました。

購入したのはDXアンテナの「LVW-224K」です。
※製造元は親会社の船井電機
Dx_antenna_lvw_224k

22インチ
1366×768画素
コントラスト比 700:1
地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン3波対応
アクトビラ ビデオ・フル対応
HDMI入力2系統

近所のケーズデンキで値引き後, 34,800円でした。価格comの再安が29,000円ですので6千円近く損しています。最近は携帯電話のコーナーに置いてあるスマートフォンがネットにつながっていたりして店内で容易に価格comの最安をチェック出来ますので(自分の携帯電話持っていけば良いですが…), 今後は面倒がらずにリサーチして価格交渉に望みたいところです。
なお, 購入した液晶テレビは今どきの性能, 機能を有しており, 単にテレビを見る分にはオーバースペックと思えるほど十分です。

和室テレビは使用頻度が低く買い換えを渋っていましたが, 一応客間でもあるため, VIP用の設備(^^;を備えておきたいと思っていました。
また, 家電エコポイントは来年3月まで延長が決まり, どうせ買うなら3月ギリギリに購入しようと思っていました。しかし, その後の発表で延長対象が省エネ評価五つ星と決まったことで, 多分多くは四つ星の激安小型液晶テレビは今年いっぱいと言うことになり, 購入を決意しました。

この液晶テレビはエコポイントが7000点付きます。また, 勉強不足で知らなかったのですが, テレビの買い換えで古いテレビを家電リサイクルに出す場合, さらに3000ポイント付くことが分かりました。これで計10000ポイント(1万円分)になります。交換商品をJCB商品券にして昨日, 申請用紙を発送しました。

それにしても家電リサイクルで3000ポイントが付くとは盲点でした。15インチブラウン管テレビを家電リサイクルに出すと, 電器店に頼んだ場合は2700円程度, 自分で指定場所に持っていく場合は計1905円掛かりますが, 最近はテレビを海外に売り飛ばす業者が, 送料のみの無料で引き取るサービスをやっており, 危うくそちらに発送するところでした。先に気づいて良かったです。今回は自分で指定引き取り場所に持ち込んで1905円掛かりましたが3000ポイントをGET出来ましたので損せずに済みました。

さて, 1万円分(※)の商品券は何に使いますか…
※実際は手数料500円が差し引かれ9500円らしい。

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2010年7月 8日 (木)

革命的記念日?《LED電球》導入

リビングの電灯の電球が1個切れたため, 話題のLED電球を買ってきました。我が家のリビングはNECの60Wタイプボール型電球×5個の羽付き蛍光灯でNECのホタルックボール電球を使っています。今回買ったLED電球はカインズホームで売っていたサンジェルマンのもので特価1980円でした。初めて聞くメーカー名でしたがLED電球は参入障壁が少ないのだと思い, パナソニック製が高かったこともあり思い切って買ってみました。
取り付けて灯したところさほどの違和感はありません。瞬間から明るくなり広がり具合も良い感じです。ただ, ちょっとだけホタルックの電球色より青みがかっています。
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タイプ       一般電球形蛍光灯  一般電球形LED
型番         EFA15ELR/13-SHG-B   GL-DQ60WW
メーカー              NEC      サンジェルマン
シリーズ名   ホタルックボール   ルミルークス
定格消費電力          13W           7.3W
寸法 外径            55mm            62m
寸法 長さ           111mm          115mm
全光束              810lm          430lm
定格平均寿命    6,000時間        40,000時間
定価              1,890円         オープン
価格comの最安       630円        1,980円

LED電球は蛍光灯に比べ値段が3倍ですが消費電力も少なく総合パフォーマンスは蛍光灯比10倍程度です。
5個付いているホタルックボールは3年半で3個がダメになりました。寿命6,000時間は1日あたり6時間使うとすると2.7年ですので公称値付近の良い線です。
ルミルークスの寿命40,000時間は1日あたり6時間使うとすると18年!電球が壊れる前に電灯そのものを代えてしまいそうですね。

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2009年4月27日 (月)

懐かしのBCLラジオ ≪ナショナル プロシード2800≫

ローカル局からヤフオク出品を委託されたナショナルの「プロシード2800」で, 1970年代のBCL全盛後期を代表する, いわゆる「BCLラジオ」です。

National(松下電器産業・現パナソニック)
プロシード/PROCEED 2800 (RF-2800)
1977年発売, 定価49,800円
MW/FM/SW (SWは3バンドで3~30MHzをカバー)

Rf28000

Rf28001

Rf28002

プロシード2800は大ヒットしたナショナル「クーガー2200」の後継機種で, 売りは何と言っても「1KH直読」を可能にした赤色のデジタル表示部と大型の洗練された, いかにもナショナルっぽいフォルムです。触ってみた感じでは, 大型のチューニングダイヤルやBFO機能, 多くのスイッチ, つまみ類などどこから見ても「BCLラジオだ!」と言う雰囲気で, 思わずラジオ少年に戻ったような気分になりました。触ってみて一番関心したのは, チューニングダイヤルを押したり引いたりすることで, 2段階にチューニングスピードを可変出来ることです。これは便利ですね。肝心の受信感度ですがAM/FMは今どきの小型ラジオと大差無い印象です。短波は外部アンテナが無くていま一つ良く分かりませんでした。それにしても, この当時のラジオが一番ラジオらしくていじり甲斐がありますね。

私がBCLを始めたのは小学6年の時で古いラジカセで中波放送を聞いていて韓国語の放送だったかが聞こえてきた時に「こんなオンボロラジオでも海外放送が聞けるんだ!」とか感動したのがきっかけでした。その後, 中学生になってバイト代でBCLラジオを買うことを決意したころがちょうどプロシード2800が発売された時期でした。しかしプロシードは高額で手が出ず, 赤目が特徴的なプロシードの外観を雑誌やカタログで穴があくほど眺めていた記憶があります。結局, 東芝のアナログ表示機のヒット作「TRYX-2000」を夏ころにローン(当時の表現で「月賦:げっぷ」)の2万円台で購入し本格的にBCLを始めました。また, 当時はご多分に洩れず友達も花形のBCL機を持っている人が多く, ソニーの「スカイセンサー5900」, ナショナルの「クーガー2200」, 東芝の「TRYX-1700」などを遊び行くたびにいじり倒していました(今だともったいなくて"いじる"なんて出来ませんね)。その後, 1978年に発売されたばかりのソニーのデジタル表示式BCLラジオ「ICF-6700」を購入したのですが, 今にして思えば, このラジオは重さの割りには異常に大型でした(高さ20cm?×幅40cm以上?×奥行20cm?)。手首のスナップを効かせてチューニングダイヤルを勢い良く回すとクルクルーと端から端まで回りましたのでフライホイールとか入っていたと思います。そのような機構があって大型だったのでしょうか? ※逆に機構が複雑なICF-6800が先に発売されたので, 同一寸法に合わせるために6700の空いたスペースにフライホイールを入れたのかも知れないです。

私のホームページにも書いてますが, ICF-6700でデジタル表示を生かしたはずの「待ち受け受信」で肩すかしをくらい, がっかりしたことがあります。アナログ表示の機構を究めたTRYX-2000, クーガー2200とデジタル表示のICF-6700, そして30年が経ち当時欲しかったデジタル表示のプロシード2800を触って見て思うことは, 周波数読み取りについてデジタル表示よりは凝ったアナログ式直読メカの方がいかにもラジオっぽくて, 例え目的の周波数に合わせて放送が聞こえなかったとしても十分許せるような温かみがあります。だとすれば, デジタル表示普及機が出始める1977年ころがBCLラジオに取っての「古き良き時代」からの変化点だったかも知れません。

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2008年11月22日 (土)

今度はテレビが…

このところパソコン2台が壊れて買い換えたり, プリンタを買い換えたりと, すっかり散財していますが, 今度はリビングのテレビが逝きかけています。14年間使用しているシャープの29インチブラウン管式ですが, リモコンから電源を切ると電源が入らなくなりました。一度コンセントを抜くと電源が入るようになり, 映像が暗くなるなどの他の問題は無く, 今のところ大きな支障はありません。しかし, 末期症状へのカウントダウンのような気もしますので何らかの対応を考える時期かも知れません。同僚との会話で, テレビの故障の多くはホコリが内部に入り込んで回路の動作に支障が出るとのことで, テレビを水洗いすることで復活することが多いらしいです。でも, まあ14年落ちの重量物テレビを運び出していまさら丸洗いして復活させる気力は無いですね。水洗いで延命出来るか分からないし, 14年も使えば十分元は取れたと思います。さて, どうしたものか… 今日, ヤマダ電機に37インチの液晶テレビを物色しに行ったらシャープの機種が11万円台でした。価格.comの最安が10万円後半。ヤマダ電機と殆ど差無し。それにしても安くなりましたね。まだ買い換えていませんが来年の初売りで買い換えるか, それとも今のテレビが完全に壊れたら買い換えるか。悩みどころです。取り敢えず, まだテレビは写ってますので様子を見ることにします。

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