育児

2012年6月 6日 (水)

《クリエーターとサーバー》コンピューターが変える未来

6月3日(日)に放送されたNHKスペシャル「コンピューター革命 最強×最速の頭脳誕生」は"なるほど"と思う番組でした。

放送内容としては, 理研と富士通が開発した世界最高速のスーパーコンピューター「京」(けい)と, 2011年2月にアメリカのクイズ王2人をぶっ千切ったIBMの人工知能マシン「ワトソン」の動向を切り口に, 高性能コンピューターが変えていく未来を描いています。

理研, 富士通 スーパーコンピューター「京」 K computer 理研, 富士通 スーパーコンピューター「京」 K computer

IBM - Final Jeopardy! and the Future of Watson IBM - Final Jeopardy! and the Future of Watson

番組では, 圧倒的な計算速度によって生み出される「創薬」や「心臓シミュレーター」,「予測型防災システム:都市部での地震避難シミュレーター」,「脳の共有」や, 高度に発達した人口知能による「バーチャル人格」と言ったSFに描かれていたはずの遠い未来が10年, 20年後には実現すると予言しています。

衝撃的なのは
「人間に使われるコンピューター」
から
コンピューターに使われる人間
に変化していくと説いていることです。

例えば, 医療の分野では「機械学習」と言う人口知能システムを使って, 膨大な症例の蓄積と的確な判断力を元に正確に診断を下す「バーチャル名医」がもうすでに現実のものになろうとしているそうです。

これらの話題はすでに富士通総研, 伊東会長の個人ブログ「千秋日記」でも取り上げられています。

84 IBM製人工知能マシン「ワトソン君」から学ぶこと 2011年10月19日
124 若者の就職難 その2(ITが消滅させる職種) 2012年3月22日

ブログ記事中で, ワトソンがクイズ王に勝った翌日2011年2月17日に発刊されたWSJ誌(ウォールストリートジャーナル)に載った1面記事「Is Your Job an Endangered Species ?:貴方の仕事は既に絶滅危惧種では?」を紹介しています。

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千秋日記の記事の一部
「これまで、職業は『ホワイトカラー』と 『ブルーカラー』に分類されてきたが、これからは『Creators』と 『Servers』に分類し直される。」と述べている。ここで言う『Creators』 とは、今までにないものを生み出す職業、画家や作曲家などの芸術家、建築家、コンピュータプログラマーや服飾デザイナーなど、新たなものを創造する職業のことらしい。一方、『Servers』は、その名のとおり単なる、命令されたことだけ忠実に行うという『召使』的な職業のことを言うのかと思えば、それがとんでもない話に発展する。

WSJが言う、『テクノロジーによる絶滅危惧職種』には、医師、弁護士 、金融トレーダーまでもが入っている。
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近い将来, 職業は「クリエーター」(創造業)と「サーバー」(給仕業と表現?)に分類される, と言っていますが, 今回のNHKスペシャルではその方向性を裏付ける内容となっています。

ところで私は新聞を取っていませんが, 各新聞社サイト(朝日, 読売, 産経, 毎日, 日経)やボータルサイト, 有名ネットニュースの無料記事を毎日見ています。それらの記事にざっと目を通せば大体の出来事が分かります。最近は各新聞社が有料化への模索を強めていますが, 無料記事に慣れた身としては新聞社の収益向上, あるいは減収のくい止めに繋がるのか難しいように思っています。
また, ネット掲示板を見ていると, 最近の若い人は「テレビを見ない」ことを自慢しています。それも多数の人が。確かに最近のテレビは面白い番組が減ったようにも思うしネット漬けだとテレビを見ている時間も惜しいでしょう。原発関連報道とかその他, テレビ番組には偏り, 偏向があると疑っている人(特に若い方)も多くテレビ離れに拍車をかけているようです。これらの事象から負のスパイラルが加速しあと10年すればテレビの時代は本当に終わるのではと思っています(アメリカでは既に終わっているらしいですが)。
CDが全く売れないって話しもあって音楽業界の危機感は大変らしいですが, 一方でバーチャル歌姫「初音ミク」はGoogleのCMにも採用され世界を巻き込み大きな社会現象になっています。

何を言いたいかと言うと, これからは「クリエーター」の時代だとしても膨張するデジタル・ネット経済の元では「クリエーター」の定義すら刻々と変化していくのではと言うことです(上げた事例は若干的外れですが)。

私の一人娘が社会に出るころにはそんな激変の時代でしょう。クリエーターとサーバーでは天と地ほど暮らしぶりに差が出ることが想像出来ますので是非ともクリエーターに就かせたいところです。さらに時代の変化に柔軟に対応出来るほどの多彩な創造力や能力も身につけてほしい。しかし… 日頃娘を見ていてとてもクリエイティブな人間とは思えません(自分がそうだし^^;)。これは困りました。まあ, だとしても何か芽を見出して育てていく努力が娘のためにも最大限必要なようです。

今回のNHKスペシャルでは, 2020~2021年を想定したミニアニメを放送していましたが, 主人公の女子大生まこが「人間にしか出来ないこと、私にしか出来ないことを目指す」と結んでいました。そう考えればいくらでもやれることはありそうで, 少し気が楽になります。

とは言っても, さて, どうしたものか…

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2010年5月18日 (火)

言葉の発達 初めての2語

私の2歳3カ月の長女ですが他の子より言葉の発達が数カ月遅れているようで最近ようやく意味の分かる単語で2語連続しゃべるようになり, 昨日初めてその言葉を聞きました。普段聞きなれた「めんめ」(目), 「いーこ」(ネコ), 「ばば」(ゴミのことらしい), 「くー」(ミルク)とかの単語に加え, 発した2語連続とは…

「あーたんがプーしたの。」

「あーたん」とはばーちゃんのことで, 「プー」とはおならです。つまり

「ばーちゃんがおならしたの。」

です(^-^; ばーちゃん=お義母さんは1週間に1回泊まりにきて娘の面倒を見てくれて, 夜は娘を引き取って一緒に寝てくれたり嫁さんの負担軽減に貢献して頂いています。ある意味, お義母さんが娘と一番親密で一緒にいる時間が長く, 娘からすれば飽きない遊び相手ですが, 発した言葉の現象がよほど印象に残ったのでしょう。お義母さんがいなくても「あーたんがプーしたの」と連呼しており, また私がたまにおならすると「あ!プーした!」と大声で叫びます。そのたびに嫁と必死に笑いをこらえています。全くどこで覚えたんだか… 何となく幼稚園とか通いだしたら心配です。

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2008年11月22日 (土)

川崎病.comに闘病記を掲載

娘が川崎病にかかったことを10月4日にブログに書きましたが, その後, 川崎病.comの管理者様から闘病記への掲載のお誘いを頂き掲載させて頂くことになりました。おかげさまで娘は入院後, 川崎病の標準的な治療により2週間ちょっとで退院し1カ月以上経ちましたが後遺症も無く元気に過ごしています。詳しい闘病記は川崎病.comをご覧下さい。

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2008年10月 4日 (土)

娘が…

生後7カ月の長女が川崎病にかかりました。9月29日に39℃程度で発熱し, その日のうちに掛かりつけの町医者に行ったら発疹が出る予兆かも知れないから3~4日様子を見るようにと言われ, 見てましたが10月1日に急に体中に発疹が出来てこれは大変だと妻と一緒に慌てて総合病院に連れていったところ川崎病(体中の血管が炎症をおこす)の疑いありとの診断で夜の9時に入院となり, 翌朝の診断で発疹の状態から川崎病と診断されました。福島県内では年間数十人しかかからない病気だそうです。なんでうちの娘が…って思いがありますが。川崎病の原因は解明されていないそうですが治療法は確立しているようで普通に治療すれば完治するらしいです。但し, 数%程度は心臓に後遺症が残るようなので心配です。本人の生命力に期待するしかないかな。

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2008年2月16日 (土)

子供が生まれました

2月13日に長女が誕生しました。37週目で帝王切開により出産。2382gと小粒です。生まれてすぐ肺が膨らまない症状が出て呼吸が出来ずNICU(新生児集中治療室)に入院となりました。人工呼吸をおこないながら肺を膨らます薬剤治療をおこない, 本日16日に無事, 自力呼吸出来るようになりました。30週目で妻が肺血栓症を起こしてICUに緊急入院するなど大変な2カ月間でしたが無事出産までこぎ着けて凄く嬉しいです^^ 写真は出産直後のものです。
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